ダイエット中、「脂肪=敵」と思っていませんか?
ダイエットをしていると、「脂肪は悪いもの」「早く減らしたい敵」って思ってしまいがちですよね。
私自身もずっとそう思っていて、少しでも脂肪を落とそうと必死でした。
でも最近、体の仕組みについて調べていくうちに、脂肪の見方がちょっと変わってきました。
どうやら脂肪って、ただの邪魔者ではないみたいなんです。
脂肪には、実はこんな大事な役割がある
脂肪は、エネルギーをため込む以外にも大切な働きをしています。たとえば──
- 内臓や神経を衝撃から守る「クッション」的役割
- 体温を一定に保つための断熱材
- ホルモンバランスの調整
- そして、**脂溶性ビタミン(A・D・E・K)**の貯蔵・吸収サポート
特にビタミンAやDは免疫力の維持に関わっていて、「脂肪が極端に少ないと風邪をひきやすくなる」とも言われています。
脂肪が少なすぎると、逆に体に悪い?
筋トレをしていると、コンテスト前などで極限まで脂肪を絞っているボディビルダーを目にすることがあります。
実は、そういった方々は風邪をひきやすいそうです。
理由は、脂肪が少なすぎると免疫力が落ちたり、体温調節がうまくいかなくなってしまうからだとか。
脂肪が少なければいいというわけではなく、健康を保つには“ある程度の脂肪”が必要なんですね。
「いい脂肪」と「避けたい脂肪」がある
脂肪の中にも種類があります。
- 【良い脂肪】
→ 不飽和脂肪酸(オメガ3など)
→ 例:青魚、アボカド、ナッツ、オリーブオイル - 【避けたい脂肪】
→ トランス脂肪酸や過剰な飽和脂肪酸
→ 例:加工食品、スナック菓子、マーガリンなど
「脂肪=全部悪」ではなく、どういった脂肪を選んで摂るかが大切です。
ダイエット中でも、脂肪はゼロにしなくていい
脂肪は悪者じゃありません。むしろ、体の健康を守ってくれる存在でもあります。
もちろん摂りすぎは良くないですが、「脂肪はゼロにするべき!」という思い込みは、かえって体に負担をかける可能性も。
最近は、「脂肪もバランスが大事」「少しぐらいならあってもいいじゃん」と思えるようになってきました。
ダイエットを続ける中で、「敵と戦う」というよりは、体とうまく付き合っていくことが大切なんだなと感じています。
おわりに:脂肪と向き合う視点を変えると、心も軽くなる
脂肪は、ただ落とすべきものではなく、体を支える大事な要素のひとつ。
だからこそ、やみくもに削るのではなく、「どの脂肪を」「どのくらい」摂るかを意識するだけで、健康的なダイエットに近づけると思います。
焦らず、自分の体と対話しながら、無理なく進めていきましょう。

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