紙ノートと電子メモの記憶定着の違い|やっぱり“紙”ってすごい?勉強効率が変わった体験談と研究結果

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最近、私は英語の学び直しを始めました。
忙しい日々の中で、ちょっとしたスキマ時間に勉強できるよう、これまではBoogie Boardのような電子メモを使って、単語の書き取りやちょっとしたメモをとっていました。

「紙はもったいないし、消せるし便利でしょ」くらいの気持ちで使っていたのですが、最近ちょっとやる気が低下気味に。そんなときにふと「文房具を新しくしたら気分も変わるかも」と思い、評判のいいシャープペンシル「S20」を購入。そして、ついでに学生以来となる紙のノートも買ってみました。

ノートに書いたら、記憶に残ってる気がする…?

実際にそのノートで英語を勉強してみたところ、「あれ?前より単語が覚えやすいかも?」と感じるようになりました。
電子メモではあまり残らなかった内容が、紙に書いたことで自然と頭に残っていたのです。

「これって気のせい?それとも理由があるの?」と気になり、少し調べてみました。

紙ノートは記憶に有利?研究でわかったこと

いくつかの研究を読んでみると、紙のノートの方が記憶定着に効果的だとする結果がいくつも見つかりました。

東京大学×NTTデータ(2021年)

紙の手帳でスケジュールを記録した人は、タブレットやスマホを使った人に比べて記憶想起時の脳活動が活発だったという結果に。

立命館大学×コクヨ(2024年)

大学生を対象にした実験で、紙のノートで学んだグループは、タブレットを使ったグループよりもテストの点数が約20%高かったそうです。

富山大学(2024年)

医療系学生の調査では、71.2%が「記憶に残りやすいのは紙」と回答しています。

電子メモのメリットとデメリット

もちろん、電子メモにも良いところがあります。

  • 軽くて持ち運びやすい
  • すぐに書いてすぐ消せる
  • 電池が長持ちで便利

ただ、書いた内容が保存できないタイプの電子メモだと、あとで見返すことができず、記憶の定着には不向きな面もあります。私自身も「書いて終わり」になりがちでした。

まとめ:紙と電子、それぞれに合った使い方を

今回改めて感じたのは、紙に書くことで、より深く考え、自然と記憶に残るということ。
ノートのページをめくる感覚や、手で書く感触が、頭を刺激してくれるのかもしれません。

これからは、本気で覚えたいことは紙のノートに、気軽なメモや一時的な記録は電子メモにと使い分けていこうと思います。

ちなみに、昔ベストセラーになった『メモの魔力』という本がありましたよね。もしかしたらこの気づきと重なる部分があるかもしれないので、時間のあるときに読んでみたいと思います!


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